鴨川ホルモーを読んだ!

はいどーも!バーチャルユーチューバーのゆんちゃんだよ!

ついにゆんゆんBOOKSを公開する時がやってきた!

 

記念すべきゆんゆんBOOKSの第一弾はなぜか!(失礼)

万城目学の「鴨川ホルモー」だ!

 


えっ?今更かよって?😕

たしかに、周回遅れの感はイナメナイ。育ってきた環境がちがうから仕方ないよね!😛

 


万城目学さんといえばプリンセス・トヨトミとか、鹿男あおによしとかも、ユーメイだ✌️

 


実はゆんちゃん、万城目学作品は今回が初めて!全く読んだことがなかった!

鹿男だけは、ドラマで見たことあるわだけどね!多部未華子、可愛かったな〜🤗

多部未華子さんみたいな顔の人、タイプなんだよね😉

 


話が脱線するな…

 


さて、そんな万城目学童貞が、なぜ万城目学処女作品である、鴨川ホルモーを読むことになったのか、経緯を紹介しよう!童貞と処女の邂逅、刮目せよ!!

 

 

正月に帰省したら、母がものすごい勢いで鴨川ホルモーを勧めてきた。どうやら相当面白いらしく、なんでも、最近母のハマっている老人たちの日帰りバスツアーのバスの中で、こんなに面白いと知らず「誤って」読んでしまって、笑いをこらえるのに必死で呼吸困難になりそうなくらい面白かったという。

こういう面白すぎて立ち読みしちゃダメなタイプな本、たまにあるよね!ブックオフ銀魂読んじゃダメみたいなあれ。

 


さて、暇なので帰省してはみたけどやっぱり暇なのが田舎の正月というもので、ゆんちゃんは一泊2日で鴨川ホルモーを読み終えてしまったので、レビューしようというわけなんだ👌


結論から言うぜ。

 

 

 

 


たしかにこれは面白い!!🤣

鴨川ホルモー万城目学のデビュー作で、第四回ボイルドエッグズ新人賞(なんだこのふざけた名前は)を受賞したのだが、こういった新人賞作品というのは共通して、掴み、冒頭の部分からイキナリ面白いんです。

えっ!?どういうこと!?えっ!?って感じで、ものすごいスピードで、読者を引き込んでくる!

新人賞はやはり冒頭10ページで編集者の目に止まらなくては、あとは読まれないらしいので、なるほどこれはたしかに最終選考まで残るでしょうなと、納得の面白さ、スピード感。

 

 

 

そんじゃ、まずはざっくりストーリーを話しちゃうぜ!🏃‍♂️

 

 

 

まず、鴨川ホルモーというのは決してホルモンのことではありません😤

これはまさに読者の疑問を先読みする形で、なんと冒頭から、お肉のホルモンのことではありませんと、主人公、安倍が説明してくれます。

ホルモーとは、京都の大学生たちの間で代々秘密裏に伝わる、「オニ」を使った競技のことなのです!

 


この、「オニ」というのは、ピクミンみたいな奴らで、背丈は20センチほど。このオニたちを1人当たり100匹従え、1チーム10人で、相手チームとミニ合戦のような戦いをするのです。オニたちはそれぞれ斧やら棍棒やら持っていて、それで相手のオニをやっつけます。

勝敗は、降伏を宣言するか、オニが全滅するか。いたってシンプル。

 


そして、ここが重要なのですが、競技者は敗北すると超自然的な力で「ホルモォォォォォォォッ!!」と叫んでしまうのです!!

 


これがホルモーのホルモーたる所以です。

 


そう、鴨川ホルモー、なんとバトルモノなんです!ゆんちゃん、知らなかったな😧

鴨川というワードが題名についているし、京都の大学生たちのバカっぽい話なんだろうなとアタリはつけていましたが、まさか異能力バトルモノだったとは…

 


さて、主人公の安倍は、京都大学に入学したての一回生。葵祭の手伝いをした際に、京大青龍会という、奇妙な名前のサークルから勧誘を受けるところからお話は始まります。

 


もちろん、まだ安倍は京大青龍会がホルモーのために組織された集団であることを知らず、オールラウンドサークルか何かだと信じて入会してしまうのです。

 


そして時が経ち、上級生から突きつけられるホルモーの現実。気付いた時には、安倍はすでに、ホルモーの戦いの中に巻き込まれていて…

 


ここから先は読んでのお楽しみということにしておきましょう!

 

 

 

さて、ここからは書評です👇

 


鴨川ホルモーで特筆すべきポイントは3つ!

 


1、ふらふら京都の大学生

タイトルからしてすでに、ふむふむなるほどこれは京都の大学生をテーマに据えた作品だな!というのはみなさんおっ察しの通りでして、まさに京都の大学生の生活を描いています。

作者の万城目学京都大学出身なので、やはりこの辺の描写に関してはめちゃくちゃリアルですね。よくあの大学生のふらふら感を捉えています。

同じように京都の大学生をテーマにした作品としては、森見登美彦四畳半神話大系なども有名ですが、京都の大学生のリアルな日常×すったもんだの非日常という組み合わせは、この小説と近いものがあります。四畳半神話大系がお好きな方は、ぜひ鴨川ホルモーも読んでみてください!


さて、京都の大学生って、なんかいいですよね。

ゆんちゃんは東京の大学に通いましたが、実はお姉ちゃんが京都の大学生で、高校生の頃によく遊びに行ったものです。そこで同じく京都の大学生の彼氏とも遊んでもらいました。そんなこともあって、なんとなく京都の大学生の実態をそれなりに見てきたのですが、なぜ「京都の」大学生が、カッコでくくって限定して、ほかの地域の大学生と区別できるのかといえば、それは京都という街そのものが一体感を持っているからではないでしょうか?

この物語の季節の軸にもなっているのですが、京都には葵祭祇園祭など、京都の街全体を一色に染め上げる行事があり、それが1つの時間軸になっていて、京都に住む人々は皆その時間軸の中で生きています。全てを巻き込む京都時間。

確かに、東京にも大阪にも大学はたくさんありますし、筑波なんか学園都市です。しかしそれらには、街全体を覆う時間軸はありません。大学を横断し、街全体を覆い尽くす、誰もを巻き込むこの京都のエネルギーが、京都の大学生には溢れています。鴨川ホルモーには、見事にそのエネルギーが溢れていますよ!

 


2、バトルモノではあるけれど、ゆるーい日常系青春小説

 


さて、ホルモーは手懐けた小さな鬼たちを用いて合戦を行う異能力バトルに違いはありませんが、物語の展開は非常に穏やかです。

まず、主人公の安倍も、そもそもホルモーなんてものもちろん知りませんでしたし、神社にて儀式を行うまで、鬼たちの姿も見えていません。

先輩に騙されてホルモーサークルに入り、同じように騙された連中とホルモーを戦います。オニは人間を攻撃するわけでもなく、オニ同士でしか戦いません。プレイヤーはホルモーに負けても、基本的にはホルモオオオオオッと叫ぶだけで、死んだり能力を奪われたりするわけでもありません。しかし、その割と平和なホルモーのために、仲間とケンカしたり慰めあったり、そこには青春ドラマがあります。ルーキーズみたいな感じです。(ちょっと違うか?)まあ、ホルモーというファンタジーではありますが、主軸はあくまで大学生の青春。そう、この小説はいわば言ってみれば異能力野球青春サークルなのです。

 

 


3、レナウン大木凡人、茶巾絞りは事前に予習しておこう!


これに関してはネタバレになるので多くは語りません。

鴨川ホルモーを読む前に、レナウンのCM、大木凡人、茶巾絞りはググっておきましょう!

 


さいごに

大学生って、いいですね!ゆんちゃんも、帰りたいあの日々に😣

思い出は遠くの日々。

 

またね!

チャオチャオチャオチャオ!